夏の親子キャンプをより良いものにするために、高学年の子供たちが行う「高学年キャンプ」。
例年は安曇野堀金の「うぐいす山荘」をお借りしていますが、今年はリフォーム中という事で、利用できません。そんなわけで今年の高学年キャンプは朝日村の「あさひプライム野俣沢キャンプ場」になりました。
まずは今夜のご飯の材料を買うために、山形村のスーパーへ。そこで衝撃的な情報がもたらされました。
キャンプ場に連絡を入れたところ、午前中にキャンプ場より1kmほど上で熊が目撃されたとのこと。店の前でいきなり会議です。
結局、夕飯の買い物をして、キャンプ場には行ってみる事になりました。熊が捕獲されていれば、キャンプ続行、捕まってなければ宿泊なしで帰ってくると結論しました。
そうと決まれば、お買い物。いやぁ、時間の掛かること・・・ でも、みんなで話し合って買うものを決めているので仕方ありませんね。
キャンプ場に着くと、パトカーが!そのパトカーから拡声器で流された内容は、
「ココから2〜300m上流に熊がいます!」
目撃されたではなく、います!って。そこでまた大人たちが相談して、さっさと夕飯を食べて、トーチトワリングの練習をして明るいうちに帰ると決めました。
まずは火をおこして、飯ごう炊さん。米を研ぐのは女の子たちがやってくれました。火を付けるのは男の子たち。なかなか火が付きませんでしたが、大人の助力もあり無事にご飯が炊けるようになりました。
ご飯がそろそろ炊き上がるかな〜、という頃、その横でお肉も焼き始めました。最近の高学年キャンプは焼肉が定番です。やはり子供たちはみんな、お肉が大好きみたい。
でも、泊まりの予定が日帰りになったために、大人2人が増えてます。お肉は人数分しか調達してません。
「増えた人の分、お肉買ってないよ」
おお、心配してくれるのか、優しいなぁと思ったら、どうも自分の肉を心配しているようです。まぁ、そうでしょうね。
大丈夫、増えた大人は君たちの肉を取ったりしません。でも、一口だけちょうだいね。
夕飯の後はトーチトワリングの練習です。いつも夏の親子キャンプでは素晴らしい演技を見せてくれますが、今はまだ練習不足。もちろん日頃練習はしてますが、火の付いてないトーチでの練習です。
でも今日は火の使えるキャンプ場に来ていますから、トーチに火を付けての練習をします。4年生の子供たちは火の付いたトーチを扱うのは初めて。大人や上級生の注意、アドバイスをしっかり聞いて、いざ!
ちょっと怖かったようですが、4年生もしっかりと練習の成果を見せてくれました。本番の親子キャンプの時にはもっと素晴らしい演技を見せてくれるでしょう。
トーチの後は、後片付けをしてキャンプ場を後にしました。熊のおかげでバンガローには宿泊が出来ませんでしたが、子供たちと指導員の方々は学童に戻って、学童でお泊りする事になりました。
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